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2020年10月14日| ブログ

歌詞の覚え方〜ひとつは心、もうひとつは身体(想像で心を動かす、口の筋肉に覚えさせる)

歌は歌詞を見て歌うのと、暗譜して歌うのとでは全然違います。
同じ歌うという動作でも、まるで別のことをしているのか?というほどの違いがあります。

「歌詞を読む」という動作はそれだけでエネルギ-を費やしてしまいますし、歌を表現するために不可欠な想像力を少なくさせてしまいます。
では、どうやって歌詞を覚えたらよいのか? こたえは「心」です。
歌詞を覚える→歌詞カードから目を離す→思い出しながら歌う・・のではなく、
歌詞カードをよく見る、そこにある物語をよく読みとる→歌詞が言っているコトをまずは味わいます。風景、色、風、季節、人、過去、未来、今、或る瞬間、よろこび、かなしみ・・自分の経験に照らす、他の誰かのことが思い出される、など、出会った歌をきっかけに、何かを感じたら、そこがスタートです。
この時点で、歌詞は「自分の語り言葉」となります。
歌の作り手が描いた物語でも、歌い手が紡ぐ新しいストーリーでも、何かが心の中で展開ですれば、次の歌詞は自然に出てきます。

レッスンを通じて沢山の方々と、こんなふうに音楽に寄り添える時間が私にとっても幸せのときです。ココロで歌えば歌詞を覚えることは本当に楽になります!

ただし、時にはどうしても「機械的な作業」のように覚えこまないと身につかない歌詞に出会うこともあります。特に英語。思い入れもなかなかできにくいですし、発音も複雑です。

「うれしい!たのしい!大好き!」販売用の楽譜を作りながら、一生懸命覚えたことを思い出しました。
この歌は、発表会「みんなのライブ」のオープニングとしてみんなで歌うため、出だしの英語の部分を何度も何度も練習しました。

「♩ I really」「love you and you know it was fate」「You and I– 」「should– meet 」「It feels so『 good and I’m』 sure that」「 we were meant to」「 be – as –one!」

 ◆ らくらく楽譜 → ピアスコア https://store.piascore.com/scores/67599

こういうものを覚えるコツは、機械的に、自動的に身体を運動させることです。

ココは、メロディに歌詞をはめ込むのが難しいので、「短く区切って一つずつ口に覚えさせる、頭ではなく、記憶するとかではなく、口の動き、筋肉に覚えてもらう」というやり方です。メロディに合わせるために小節ごとに区切って、始めは歌詞を見て、そして歌詞を見ずに、そこだけを10回、20回、・・・ずーっと言い続けます。

タイマーで3分にして、ただ只管一つの部分だけを繰り返します。

退屈な作業ですが、だまされたと思ってやっていきます。

一度歌詞を見ずに歌えるようになったら、いつでも完全に歌えるようになるまで、毎日、少しずつ歌います。ここからは、練習時間を作る必要は無く、日常生活の中でつぶやきながら身につけてしまいます。

私は「洗濯物を干しながらつぶやく」ことが一番多いです。運転しながら等ですと危険が伴いますから、お庭の水やり、草取り、危なくない場所での散歩などの時間がおすすめです。

時々気分転換に、日本語の歌詞の好きなところを順序関係なく歌って楽しみます。

♪はじめて会ったときから 違うもの感じてた ・・

♪きっとそうなんだ めぐり逢えたんだ ずっと探してた人に!
 まぶかにしてた 帽子のつばを ぐっと上げたい気分・・

グループレッスン用に買ったモバイルプロジェクターをテストしようと、一人自宅でドリカムのライブ映像を楽しみました。今思うと別世界、いっぱい人がいる・・不思議な感覚です

https://youtu.be/HBSC0RDuUlQ

https://youtu.be/v3913ugM8YY

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